【建築設備定期点検】
■建築設備定期点検■
設備の不具合で起こる事故から利用者の安全を守るために点検を行います。調査の対象は大きく分類すると4項目。対象となった設備は法的な設置の要・不要を問わず原則全数が点検対象
1.換気設備
無窓居室、火気使用室、居室等に設置してある換気設備が対象
無窓居室とは、換気上有効な開口部の面積が床面積の20分の1未満の部屋
火気使用室とは、調理室や給湯室など、燃焼機器が設置されている部屋
居室等とは、劇場や映画館など、複数の人が行き交う部屋全体
・給気口や排気口の設置位置や換気量などに問題はないか
・給気機や排気機の作動状況
・フィルターが汚れていないか、ダクトが詰まっていないか
・部屋の容量に対して十分な換気性能があるか、運転状況に異常はないか等
・中央管理方式の機器の性能
・防火ダンパーの設置状況
2.機械排煙設備
排煙ロ・排煙機・排煙風道・手動開放装置などから構成される機械排煙設備が対象
・排煙する区画面積に対して排煙量などに問題はないか
・フィルターが汚れていないか、ダクトが詰まっていないか
・運転状況に異常はないか等
3.非常用照明設備
非常時に最低限の照度が確保されているかを確認
・電池内蔵型と電源別置型がある
・非常用照明が問題なく点灯するか、規定の明るさがあるか等
4.給排水設備
給排水管、受水槽、給水ポンプなどに腐食や損傷、水漏れはないか、衛生状態は良好か、設置状況や運転状況に異常はないか等調査