【赤外線サーモグラフィ調査】
◆外壁赤外線調査とは、
赤外線サーモグラフィカメラで外壁の表面温度を測定し、熱画像に現れる温度異常部から、
外壁仕上材の浮きや剥離、漏水の可能性がある部分を見つける調査方法です。
◆赤外線サーモグラフィとは、
物体の発する赤外線放射エネルギーを温度分布としてとらえて画像化したもののことで、コンクリートやタイルの浮きや剥離を見つけるのに使用できます。
検査する対象物に触れず、離れたところから測定するので高所や危険で近づけないものでも安全に調査できるのが特長です。
《メリット》
・建物の遠方からでも調査ができ足場設置が不要のため安全
・異常部を視覚的に把握することができる
・騒音がなく、建物利用者の方々に迷惑をかけない
・時間も費用もコスト削減ができる
《デメリット》
・調査時の気象条件(天候、温度変化、方角、風速)に左右され雨天、積雪、強風時は調査ができない。
・対象建物の形状、周辺樹木、周辺建物の立地によっては、測定が困難
・調査結果の信頼性は、打診調査より劣る
・撮影技術者の技量や熟練が必要